株価の近況、諸問題
今年は株を始めるには非常に愉快な、もとい危険な年である。
暴落の危機が一つや二つではなく、短期で安易に抜けようとすれば
大火傷を負う可能性が高い。
聞くところによれば実際に引退したトレーダーも随分居るようだ。
特に気をつけたいのは米中の貿易摩擦と投資バブルの崩壊である。
前者は物流関係に多大なダメージを与え、育っていく株価を滞らせる。
後者は調整という名の全体的な値下がりを、それも幾度にも渡って仕掛けてくる。
他方で見れば、優良な株を低価格で購入できるタイミングでもあるのだが。
値下がりしている株を初心者が安易に購入するのはなかなかに、度胸の要るものだ。
また、そちらとは別に不安材料になっているのがIPOの出来である。
昨今有名なところで言えばgumi、メルカリ、MTG等だろうか。
MTGに関しては好調であるという事で回復するのではと見通しが立っているが、
gumiは手のつけようがない位に下がっている。
メルカリは国内事業に限れば黒字化成功しているが、米国への広告宣伝費により
全体で見ると赤字であり、また黒字化する時期が完全に不透明である。
これに加えて昨今の天災、殊に北海道の地震の影響により、
一時的なサービス使用不能に陥った事から不安に思われた為か
株価は更に下降、株主が見切りを付けて売り払ったという記事まで書かれている。
其の影響で本日も値を下げている訳だが。
国内事業は黒字化して居る事、現状ではまだ
フリーマーケットアプリの市場ではトップである事、
潜在的な市場の規模等を考えると、何処かで下げ止まるのでは無いだろうか。
個人的にはそのタイミングを測っている訳だが……
いかんせん、大手IPO株が値下がりしていく状況は今後のIPOにも影響を
与えてしまいかねない。
安易にネームバリューに惑わされて手を出さず、じっくりと経営状況や
今後の展望を見ながら手を出して行きたいと思う今日この頃だ。